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ノーベル賞



株式会社島津製作所勤務で、化学者でありエンジニアの田中耕一さんは、2002年「生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発」により、ノーベル化学賞を受賞しました。

なお、当時博士号もなくエンジニアの一人だった田中さんは、受賞に先立ち、1983年に卒業した出身校の東北大学から2002年10月31日に名誉博士号が授与されましたが、「自分は職人的科学者である」として、ノーベル賞授賞式会場でも敬称にドクターではなく、ミスターを使うよう申し出たという経緯があるそうです。

現場にいることを好んだため、勤務する島津製作所でも再三の昇進の話を拒み、ノーベル賞受賞時も島津製作所に於いては年齢的に不相応な係長という職にいたとのことです。しかし同賞受賞に伴い会社の業績に多大な功績を与えたため、島津製作所は待遇を上げた上で現場に留まれる「フェロー」という職制を新たに創設したそうです。
現在では、内閣府の総合科学技術会議にも参加し、日本の科学政策に影響を与える存在にまでなっています。

さて、ここで「糖鎖」の話です。

この田中耕一さんと糖鎖がどう関係があるのかというと、下記の新聞記事をご覧下さればわかると思います。

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2002年10月16日 日本経済新聞

【ポストゲノム研究 - 田中氏の智恵“活用”】
【「糖」分析、薬にも道】

島津製作所と産業技術総合研究所は、がんや免疫疾患など病気の発症に関係する「糖鎖」と呼ばれる体内物質の構造解析プロジェクトに来年から乗り出す。
ノーベル化学賞受賞が決まった島津の田中耕一主任研究員を中心に糖鎖の構造を分析する次世代の質量分析計を開発する。
ノーベル賞研究者の知恵を活用し、ヒトゲノム(人間の全遺伝情報)解析解読終了後のポストゲノム研究の中核をなす糖鎖の分析で欧米に先行する。
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現在では、田中さんが中心となり、糖鎖医工学研  究所で、糖鎖分析に取り組んでいます。

05/14 17:21 | 糖鎖関連情報 | CM:0 | TB:0
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